本日は千葉県内の大学で夏季職員研修でした。
研修テーマは『災害から命を守るために~地震防災の基本と大学の危機管理』です。主な内容は次のとおりです。詳細について知りたい方は お問い合わせフォーム よりお知らせください。
目次
講義内容
地震防災の基本
- 見直された被害想定
- 都心南部直下地震について
- 被害の様相
- 基本的対策
地震防災7つのステップ
- ステップ1 什器やオフィス器具の固定、転倒落下防止
- ステップ2 (防火・防災)計画づくりと訓練
- ステップ3 教職員・学生用備蓄の準備
- ステップ4 地域団体等との連携
- ステップ5 安全行動、応急救助等
- ステップ6 被害の確認
- ステップ7 事業再開、教職員・学生の生活再建
大学の危機管理
- ISO22301
- ICS (Insident Command System)
- リスク評価・防災力・減災力
- 災害対応の時系列変化 等
災害対応事例の確認
- 東日本大震災発生時の都内大学における対応事例検証
- 異なるパターンに応じた訓練の必要性
- マニュアル作成と共有
教育訓練
- できると思っていることと、できることの違い
- 体系的・継続的教育訓練のあり方
災害に備えるために
最後に、東日本大震災発生当時におばあちゃんを亡くされた女子大学生のお話を紹介しました。命が助かることが何よりですが、命”だけ”で暮らし、生活を考えることはできません。日々の備えや災害時の対応の大切さについてお伝えしました。
当日は80名くらいの職員の方々が参加されました。
大学の安全は教職員の安全であり、学生の安全です。一人でも多くの教職員・学生さんの生命・生活・人生を災害から守るためにも、教職員ひとりひとりがしっかりと備えてくださることを願っています。