Twitterの音声チャット機能「スペース」を使って防災や災害支援に取り組む大学生のお話を聞くオリジナル企画の第1回を2021年7月6日(火)21:00~実施しました。企画の構成等については「note」にまとめてありますので、興味のある方は合わせてご覧ください。
余談ですが、2021年7月時点でのTwitterスペースではブラウザからのホストやスピーカー参加には対応していないようです。今後は順次対応されるのではと思いますが、もしホストやスピーカー参加を検討されている方はご注意ください。
企画のきっかけ
本企画は大東文化大学で開催された「災害救援ボランティア講座」をきっかけにしてスタートしました。筆者が同講座の企画や講師を担当させていただき、STERAのメンバーの方も参加してくれました。そこでお話を聞いて、ラジオ配信などもされているということを知り、それならば、とご相談して実現しました。
講座については大東文化大学地域連携センターFacebookページでも紹介されています。
大東文化大学公認防災サークル「STERA」について
STERAさんの活動等については下記もご覧ください。
○ 防災サークル「STERA」ホームページ
○ 大東文化大学公認 防災サークル「STERA」Twitter
○ 大東文化大学公認 防災サークル「STERA」ツイキャス
【後日談】
当日聞き忘れてしまった「団体の名前の由来」についてご回答いただいたので、追記しておきます。
「団体名の由来についてですが、防災を学ぶ学生が輝くようにとの願いを込めて星を意味するステラ(STERA)としています。マスコットキャラクターのすてらちゃんの髪色が黄色く、星型の髪飾りをつけているのも星繋がりです。」とのことでした。素敵な由来ですね!
すてらちゃんについては、こちらのブログにもホームページの画像をお借りして紹介していますので、ぜひ髪色+星型をチェックしてみてください。
ゲストスピーカーの方々
今回の企画には、メンバーお二人にご協力いただきました。Twitterネームとして「ステラさん」と「主任さん」と呼ばせていただきます。「ステラさん」はSTERAで取り組んでいるツイキャスのラジオパーソナリティもされている方です。「主任さん」はSTERAの発起人でもあり、活動の中心となっている方で、講座も受講されています。
主任さんは大学入学以前の体験から、事件や災害などの情報は自ら積極的に収集することが重要だ、と感じられたことをきっかけに防災に関心をもったそうです。防災に関心のある学生が集まり、学べるような「居場所」になれば、という想いもあってサークルを設立されました。
ステラさんはそんな主任さんの想いを受けて(ご本人の談によれば「主任さんの”熱弁”によって」)、主任さんやSTERAの活動をサポートしたいと考え、一緒に活動されています。
STERAの活動
STERAは2019年に設立され、2020年12月に大学公認サークルとなったそうです。現在のメンバーは男性13名、女性3名の16名。3年生が多いですが1年生、2年生もいて、新しいメンバーも着々と増えているとのこと。女性のメンバーもいることで、ついつい男性目線になりがちな活動に、女性の意見やアイデアも取り入れることができている、といったお話もありました。
メンバーの参加動機などもお伺いし、北海道出身のメンバーが胆振東部地震を経験したことがきっかけで防災に関心を持った、というエピソードを教えていただきました。関心をもった学生が集まり、学べる場をつくるという、主任さんの想いが実を結んだのだなと感じました。
STERAのホームページかわいらしいイラストやかっこいいロゴマークがあります。これはイラストを描けるメンバーによるものだそうです。他にも事務や渉外、人材育成など、メンバーの得意なことや関心があることを活動に活かしていると、いったお話もありました。
活動をしていて感じる課題
活動をしていて感じる課題についてもお話を伺いました。
防災ということを活動の軸にしていますが、抵抗感や「参加するための第一歩が踏み出しにくい気風のようなもの」を感じるそうです。一度、活動に参加してしまえば積極的に発言したりしてくれるとのことでしたが、入り口のハードルの高さのようなものがあるようです。
これは地域や学校の取り組みでも同じかもしれませんね。なかなかすぐに解決できるような課題ではありませんが、主任さんやステラさんのような学生さんが「場づくり」をしてくれることで、気軽に参加できる機会が増えて、関心をもってくれる人も増えるのではないかなと思いました。
これからやってみたい活動
これからやってみたい活動について、主任さんからは埼玉県内の施設、首都圏外郭放水路や埼玉県防災学習センターなどへ行く予定であるとのことでした。ステラさんからは、大学生向けの防災マニュアルのようなものをSTERAから発行できたら、といったお話もありました。
お二人とも共通しているのはご自身が3年生ということもあり、次の代に活動をつなげていくための取り組みもしていきたい、大東文化大学にSTERAありと言われるようにしていきたい、などこれからのビジョンについても語っていただきました。
また、大東文化大学東松山キャンパスの立地(山の中にあり高低差が激しい)から傷病者が発生した場合の救急搬送等に時間がかかるかもしれないという危機感から、担架や徒手による搬送法訓練などもやりたいといったお話もありました。この点については、筆者も大学職員の方と連携し、実現に向けてご協力できればと思っています。
まとめ
30分があっという間に過ぎてしまうような、中身の濃いお話を聞くことができました。ステラさん、主任さん、改めてありがとうございました。ぜひ次は大学での実技訓練でお会いしましょう。
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全国各地の大学や地域で防災や災害支援に取り組んでいる学生さん、学生団体の方々がいらっしゃることでしょう。STERAの皆さんの活動や想いが、同じように活動されている方々にも届けばいいなと思います。
こちらの企画はこれからも続けていければと思っています。いくつかの学生団体さんには既に声掛けをしていますので、日程等が決まりましたら本ブログとTwitterで告知します。