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中学校2年生の社会科野外調査で地域防災キーワードを学ぶ

社会科授業内での防災教育実践事例です。

 

一日で全クラスの野外調査に同行、アドバイス

墨田区内の中学校で行われた社会科授業の野外調査にアドバイザーとして同行しました。1週間ほど前になってからの急なご依頼だったので対応できるか不安でしたが、担当の先生がしっかりと授業計画を立てられていたおかげで、スムーズに行うことができました。

1週間ずれていたら都内の大雪にぶつかってましたが、当日は晴れのち曇りといった感じでした。朝から夕方まで、全6クラスの授業全てに同行。僕は保温材入のハードシェルジャケットでしのぎましたが、生徒は普通に制服!手袋やマフラーをしていた子もいましたが、相当寒かったことでしょう。先生も、生徒の皆さんもお疲れさまでした。

事前に区の防災ガイドやハザードマップを確認し、近隣施設の状況や対応もチェックしました。いくつかのキーワードを中心にアドバイスのポイントを整理しておき、当日は生徒の移動中にチェックポイントでキーワードを説明したり、生徒の質問やインタビューに答えるという形で授業が行われました。

社会科野外調査2018

地域の方の協力を得て実施(重要!)

野外調査にあたって、生徒は地域の防災について事前学習を行い、想定される課題や質問などをとりまとめていました。また、野外調査には地域住民の方もご協力いただき、自治会防災担当の方が全クラスのインタビューに応えてくださっていました。

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生徒は地域の方から自主防災活動や災害時要援護者の支援方法等についてお話を聞いたのち、事前にまとめた住民の方への質問をして地域の防災について学びました。丸一日、1時間間隔で中学生たちが10分ほど話を聞きに来るわけですから、地域の方も大変だったかと思いますが、質問にもとても丁寧に対応されていて、良い学びにつながりました。

調整は大変ですが、こうした地域の方々との連携は防災教育にとって重要ですね。

チェックポイントを定め「地域防災キーワード」を伝える

まち歩きのルートは事前に先生が下調べをされて、ルートマップも作成されています。生徒はルートマップに従って移動し、一部の生徒が住民の方からお話を伺っている間、他の生徒は班に分かれておよそ10分間、町会内を自分たちで見て回ります(どこをどう見るかは生徒自身が決めます)。

30人~の中学2年生を連れて、担当の先生と筆者の2名で引率しながら授業時間内に学校周辺をぐるっと回って見ていくので、移動はかなり早足になります。筆者からアドバイスできる点については予めチェックポイントを用意しておき、そのポイントを通過する際は2~3分足を止めて話を聞いてもらうようにしました。

今回の野外調査でのキーワード

野外調査を行ったエリアで重要なキーワードはこちら。特にスーパー堤防やアンダーパスについては生徒の印象に残ったようです。

  • 広域避難場所、一時避難場所(最寄りの都立公園は、区からは一時避難場所に指定されているが、東京都は広域避難場所に指定している。それぞれの役割の違いを、公園の入り口で解説)
  • 都市型水害、洪水・浸水想定区域(区のハザードマップを用いて、都市型水害で浸水が想定されるエリアを通る際に解説)
  • スーパー堤防(隅田川沿いの該当区域を通る際に、看板を見ながら解説)
  • アンダーパス、降雨時「冠水」注意(該当の道路、看板があるエリアを通る際に解説)
  • 連結送水管(該当の施設前で機能や役割を解説)
  • 帰宅困難者一時滞在施設(該当の施設の前を通る際に解説)

※アンダーパス
主要幹線道路や鉄道などと立体的に交差する道路で、前後に比して道路の高さ が局部的に急低下(掘込部)している場所のこと。

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サポートで早稲田大学の学生さんも参加

一部の授業は早稲田大学で復興支援活動に取り組んでいる学生さん2名も参加してくれました。実際に被災地で支援活動を行うなかで得られた教訓や気づきを、中学生たちに身近な立場からお話してくれました。

近年、復興支援や防災に関わる学生団体も多いので、もし学校のお近くに大学がある場合はボランティア担当部署(大学ボランティアセンターや学生生活課など)に相談されてみても良いと思います。メールフォーム からご相談いただければ、関東圏・関西圏なら大学や学生団体をご紹介します(条件や場所によりますが…)。

余談:給食も生徒と一緒にいただきました

久しぶりに給食を食べました。おいしかったです。インフルエンザ罹患の生徒もいたということで、通常の班編成での給食ではなく机を個々にしたスクール形式での食事でしたが、懐かしい一時でした。※食事中にスマホ取り出してごめんなさい!と謝罪したうえでの撮影です。

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授業内での「防災教育」、ぜひチャレンジしてください!

さて、今回は中学校社会科の授業の一環で「防災教育」が行われました。地域を知る、対象の幅が広い(地理、外国人や要配慮者対応、文化的背景など様々!)という点で防災は良い野外調査テーマのひとつです。地域の方々の理解も得やすいことでしょう。

具体的なタイムテーブルや進め方、ワークシート例などは、関心のある方には詳細をご提供しますので、お気軽にご相談ください。

実際の実践例があれば、授業でも取り入れやすいと思います。関心のある先生方や防災関係者の方は、ぜひチャレンジしてみてください。

 

【終了】首都圏第105期立教大学災害救援ボランティア講座(2/24,3/3,3/10)

特別支援学校PTAと児童が避難生活体験学習

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