緊急地震速報・エリア(緊急速報)メールにびっくりした方へ

令和6年能登半島地震(2024年1月1日)に伴う発報のためアクセスが増えています。筆者としては鳴動停止設定は推奨できませんが、運転中などびっくりすることで危険につながる場合もあります。仕組みや意味、設定方法の確認はこの機会に行ってみてください。

携帯電話が突然鳴り始めてびっくりした経験がある方も少なくないと思います。2011年3月11日のことを、思い出した方も少なくないでしょう。今回は【緊急地震速報】と【エリアメール】についてご紹介します。

それぞれの仕組みや意味を知っていただくことで、落ち着いて行動できるようになっていただければと思います。

目次

緊急地震速報とエリアメールの違い

鳴動停止設定の前に、まずご確認いただければと思います。ごく簡単にまとめると

緊急地震速報 = 地震が起きたことを気象庁がお知らせするしくみのこと

詳しくはこちら(気象庁)をご覧ください。読んで字のごとく、ですが「緊急」の「地震」を「速報」するものですから、緊急地震速報を受信した、ということはどこかで地震が発生している、ということです。地震の揺れの特性を活かしより広い範囲に素早く通知されるため、事前に心構えをして、安全行動をとることができます。ただし、足元で起きる地震についてはお知らせよりも早く揺れるため、間に合わないという課題はあります。

エリア(緊急速報)メール = スマホ・携帯キャリアが緊急地震速報をユーザーに伝えるしくみのこと。

詳しくは各社公式ホームページをご覧ください。リンクはこちらです。 ドコモ ・ ソフトバンク ・ au

気象庁による緊急地震速報を、スムーズに個人ユーザーへ伝達するための手段がエリアメールです。緊急地震速報の受信エリアにあるスマートフォンや携帯電話に対して、各社から通知をします。「ブイッブイッブイッ」という聞き慣れない音を聞いた方もいらっしゃると思いますが、それがエリアメールの通知音です。

[NTTドコモ]マナーモード・公共(ドライブ)モード時の鳴動設定について

スマートフォンやエリアメール(緊急速報メール)対応の携帯電話を所持している方については、基本的に特別な設定をしなくても受信するようになっています。ただ、デフォルトではマナーモード中でも鳴動しますので、状況によっては「ありがた迷惑だ」と思うこともあるでしょう。その場合は下記(NTTドコモの例)の設定をすることで鳴動しないようにすることができます。

基本的には、各端末の「設定」画面から変更できます。

◯ 緊急地震速報・エリアメールの確認設定について|NTTドコモ

めんどくさいな、それなら最初から鳴らないようにしてくれればいいじゃないか。鳴ってもどうせ大したことないじゃないか。と思われるかもしれませんが、緊急地震速報やそれに伴うエリアメールのシステムは日本が海外にも誇れる地震防災システムのひとつです。

今まで何事もなかったということと、これから何もないかどうかは別物です。いざという時に後悔することがないよう、鳴動設定を変更する場合はよく考えてから行ってください。

緊急地震速報のしくみ

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