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中学生と住民による「避難所運営ゲーム」のまとめ

避難所運営ゲーム-HUG-についてはこちら

都内T市の社協さんが主催するHUG研修をお手伝いさせていただきました。
中学生が27名、地域住民の方が30名、合計で約60名の方にご参加いただき、中学生と住民の方が一緒に考えられるような班編制で実施しました。

今回のポイントは『会場となる中学校の敷地図、間取り図を使ったこと』にあります。

・避難者受付名簿

・要援護者受付名簿、対応表

・資機材管理表

といった様式も、T市から事前にご提供いただき使用できる状態にありましたが、中学生の参加が急遽だった(27名の参加は当日になって分かりました・・・)こともあり、今回は使用しませんでした。住民の方だけなら様式も使いつつ行うのが一番なんですが、当日参加の中学生と一緒だとさすがにハードルが高くなりすぎるためです。

 

実際の間取り図で臨場感が高まります

自分の学校が避難所になったら・・・?

 

実際に中学生にも参加してもらうと、積極的な意見がどんどん出てきます。僕はあえて専門的ファシリテーターを配置せず、班の中で自然発生的に生まれるリーダーシップ、コミュニケーションを大切にしたいタイプですので、今回も「住民の方は積極的に中学生に話しかけ、学校の情報を教えてもらってください」と促しました。

 

下記は中学生から出てきた意見の抜粋です。

● (間取り図には書いてない)特別学級専用の玄関があり、障がいを持った方の支援に使えるのでは。

● 特別教室にはいろいろ物が置いてあり、間取り図で見るほどのスペースはないと思う。

● 相談室はおもちゃがあるので、子ども向けの「遊戯室」にしてストレス発散に使ってはどうか。

 学校のことは生徒が一番知っている!

・・・

どれも「学校を使っている」生徒だからこその意見ですよね。避難所運営において、大変重要な情報です。

 

避難所運営では、その学校に通う児童生徒も「関係者」になります。特に中学生にもなれば「子ども扱い」せずに、大切な運営メンバーの一人として考えることが必要でしょう。毎日学校を見ている先生や児童生徒は「その学校の専門家」なのです。

 

これからHUGを実施しようとされている地域の方、学校関係者の方はぜひ児童生徒の参加を促す工夫をしていただければと思います。経験上、小学校高学年以上であればかなり主体的に参加してくれるでしょう。

 

ただし、その際は「強い発言力を持つ参加者」には注意をしてください。積極的な発言は評価すべきことですが、児童生徒の発言を途中で遮ったり、否定したりするようなことがあれば、しっかりフォローをしないと児童生徒が発言しづらくなってしまいます。

 

そして、自発的な発言や、質問への回答があれば指導者はもちろん、他の参加者も一緒になって発言したことを評価してあげましょう。些細なことかもしれませんが、そのわずかな経験が、いざという場面で自ら行動する自信へとつながります。

 

HUGは完成された教材です。小難しいことを考える前にまずは一緒にやってみましょう。児童生徒の段階であれば、「避難所の状況」が何となくでもイメージできて、そこで自分なりの考え、意見を持つことができれば良いのです。

 

小中学生向けのHUGサポート資料を教材化したいなと前々から考えているところなので、作成しましたらこちらでご紹介したいと思います。

 

 まずはチャレンジ!

防災講座の講師は誇り高き道化師-クラウン-であれ。

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