▼「note」に紹介記事を作成しました。ファイルのダウンロードもできます。(2019.12.14)
▼Ver.1.7を公開しました。「講演会」部分を「個人・調べ学習」にアレンジしました。新たなゲーム・教材を追加し、リンクや案内マークの修正やQRコードの追加、問い合わせメールの追記を行いました。(2019.06.20)
▼新たなゲーム・教材を追加し、時間配分や人数に応じた調整を行いました。また、乳幼児から児童向けの短時間型防災プログラムリストを追記しました(2018.12.08)。
防災教育で活用できる「防災ゲーム」や教材・プログラムにはたくさん種類があります。筆者が実際に内容について把握している防災ゲームの一覧については下記の記事をご覧ください。
ガイドチャートとプログラムリストの閲覧・ダウンロード(無料、転載自由)
下記をクリックするとPDFバージョンがそれぞれダウンロードできます。PDF形式をダウンロードしていただくと、各教材にリンクを設定してありますので一覧として手元に置いていただくこともできます。
ただ、リンク先はあくまで参考で、資料や教材が手に入るものばかりではありませんのでご注意ください。その場合は本ブログ、またはチャートに記載のURLからお問い合わせください。


Slide Shareでも公開しています(旧バージョンです)。
ガイドチャートを作成した背景
「防災ゲーム・教材の一覧」はおかげさまで本ブログ内でも比較的閲覧数の多い記事ではあるのですが、「本当にこれで防災ゲームや教材は活用してもらえるのだろうか」とどうもしっくりきませんでした。テーマ別で分類したり、実施対象(発達段階)によって分けてみたり、いろいろ考えてみたのですが、どれも今ひとつピンとこないのです。
ゲームや教材を「使う(使いたい)」人は、最初に何を気にするだろう?自分なら、何を最初に考えるかな?
そこで気づいたのが「ゲームや教材を実際に活用するには、いろいろな実施の条件(制約)がある」という点です。わかりやすいのが「有料か無料か」という条件です。「やってみたいけど、ゲームや教材を購入する予算がない」、「ゲーム開発者(指導者)に来てもらう経費が出せない」といった制約があれば、活用したくてもできないゲームや教材があります。
「実施の条件に見合ったゲーム・教材・プログラムを選べるようにしたら、いろいろな制約を気にせず、気軽に活用しやすくなるかもしれない!!」と考えました。本稿で紹介する「防災教材活用ガイドチャート」はそんな背景から生まれました。
「自分ならこうやって選ぶ」経験則を可視化
いざつくり始めてみると、これがなかなか難しい!というのも「実施の条件」に複数該当する防災ゲームや教材はたくさんあるからです。クロスロード・ゲームや目黒巻などは汎用性が高く、指導方法や資料の作り方次第で、実施の条件も変わってきます。
ある特定の条件下で、特定のテーマがあるのなら、より適した防災ゲームや教材もあります。その選び方、というか選ぶ根拠は「自分自身の経験則」です。
AというゲームとBというゲームとCという教材を過去の実践から比較した結果、今回の条件ならBが最も学習効果が高まるだろう。そうして防災ゲームや教材を選択し、実践してきました。
有料のゲームを多人数の児童生徒に同時に行う、というのは現実的には困難です。その場合は無料で印刷物だけでできるものを中心に。ゲームとしては面白いけれど、きちんと学びのポイントを押さえておかないと楽しいだけで終わってしまいそうな教材は、少人数向けやある程度時間がある場合に、といった形です。
まずは自分自身の判断をチャート形式で可視化すれば、他の人にも「判断基準」が見えてくるかもしれない。ただ、その判断基準は作者の実践経験によるもので、他の人は別の選び方をするかもしれない。
ですから、あくまで今回のチャートは「この条件でこのゲームを使えば絶対にうまくいく!とか失敗しない!とかではなく、筆者ならこの条件でこのゲームを選ぶ(選んだ)」という経験則です。
まずは無料の防災ゲームや教材を使ってみよう!
神戸市消防局(ダイレクトロード)さん、気象庁(ワークショップや映像教材)さん、国交省さん(防災カードゲーム)・下館河川事務所さん(マイ・タイムライン)などがは扱いやすく、クオリティも非常に高い防災ゲームや教材ですが無料で使うことができます。
まずはこうした無料の教材をご活用いただくところからスタートするのがオススメです。ダウンロードした資料は、各実践場面で扱いやすいようにアレンジしていただくのがよいかと思います。
活用方法がわからない、詳しく知りたいといったことがありましたらお気軽に問い合わせフォームからご連絡ください。