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プリントだけで防災教育シリーズ『避難誘導に協力しよう!』

もし学校が避難所や帰宅困難者支援場所になったら…生徒自身が何ができるか考えます。

※本記事は2018年3月にリニューアルしました。

はじめに~2017年改訂版について~

この教材は2016年以前に公開し、微調整をしながら紹介していました。今回、教員研修での実施にあたり、大幅に改訂した2017年改訂版更新を公開しました。最大の特徴は、校内図面だけでなく周辺地域の図面(「地理人研究所様のご協力による、空想都市の地図※を使用)も加え、学校だけでなく地域の情報にも目を向けた避難誘導について考えられるようになった点です。

「教材ダウンロード」にあるリンクをクリックすると資料集をzipフォルダでダウンロードできますので、ご自由に編集してお使いください。

当初は『プリント1枚』をコンセプトにしていた本シリーズですが、児童生徒が理解しやすいよう、説明資料などを加えると1枚では収まらなくなってきたので改訂版からは『プリントだけで』にコンセプトを変更しています。

※改訂版で活用させていただいた地図はこちらからダウンロードできます。教材としての活用については予めご相談し許可をいただいています。

教材ダウンロード

教材は下記のリンクをクリックしてダウンロードできます。なお、教材は複数のファイルをひとつにまとめる「圧縮フォルダ(.zip)」型式になっています。専用のソフトフェアが必要になる場合があります。解凍作業ができない、使用できないなどの不具合がありましたらお問い合わせ いただけますと幸いです。


【指導者用】避難誘導に協力しよう!説明資料 from Kenya Miyazaki

2017年7月4日に実施した研修では、約80名の小中学校の先生方に体験していただきました。今回の訓練シナリオには、傷病者や小さな子ども、妊産婦さん、トイレの課題などを取り入れたので、事後の話し合いなどでも、負傷者や要配慮者にどう対応すべきか、またトイレの確保はどうするかといった点が議論のテーマになっていました。

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(2017年7月4日に実施した神奈川県教員研修での講座のようす)

教材の開発意図

災害発生時に、多くの公立小中学校は避難所になります。高校や私立学校も自治体との協定や、帰宅困難者対応など校舎や校庭を一時的に開放する可能性があります。

本教材は、児童生徒(特に中高生以上)に、学校は避難所としての機能を地域から期待されていることを伝え、もし避難所になった場合に自分たちに何ができるかを具体的に考えてもらうきっかけづくりとなることを目指しています。

また、2017年改訂版からは学校周辺にも目を向けることで「地域~学校での避難行動」や「避難者の移動」をシミュレーションできる教材となっています。学校周辺の地図については、それぞれの学校・地域で実践される際にアレンジしていただくこともできます。

避難所運営について学ぶ教材はあるのですが、避難所運営の前後にある避難誘導、避難者の移動などについて学べる教材がありませんでした。

大火災など二次災害の発生、多数傷病者のトリアージ、要配慮者の移送などの条件を加えると児童生徒や学校だけでなく、さまざまな立場の方々に研修などで活用できます。

指導の流れとコツ・工夫

この教材は、仮想(または自校)の学校が避難所になったと想定し、児童生徒がまずはじめに直面する課題のひとつである「避難者の受け入れ」という場面での対応を考えてもらうことを(基本的な)目的にしています。

避難者である近隣住民や、帰宅困難者は、体育館の場所、使える教室使えない教室、保健室など、避難に必要な情報である学校の様子が分かりません。教職員は受け入れだけでなく、滞留している児童生徒の対応もしなければなりません。そうした場面でどんな課題が起きるか、そして自分に何ができるかを具体的に考えます(避難誘導の手伝いや、案内、地図を使った案内など)。

対象

中学生~高校生、1クラス~全校生徒。なお、本教材は高校生全校生徒を対象に実施したモデルケースを基に作成しています。

場面

全校生徒を対象とした60分程度の時間、各クラスを対象とした45分程度の時間など。避難所についての事前学習があるとスムーズです。

指導の流れと準備物

  1. 学習指導案をご確認ください。
  2. 説明用資料をご確認ください。各自治体の避難誘導、避難所について事前に確認してください。
  3. 仮想学校図面を使うか、自校図面を使うかご判断ください。
  4. 図面に応じて【生徒用】の説明資料、【班長用】のリスト、振り返りシートを印刷します。
  5. 生徒を班毎に集合させ、配付資料に従いシミュレーションを行います。
  6. 授業終了後に振り返りシートを配付して学習成果を確認します。

指導のコツ・工夫

具体的に、どのようなプログラム・時間配分・ポイント・教材を使ったのかについては、『学習指導案』に簡単ですがまとめてありますのでご覧ください。なお、一部教材には便宜上クレジットを入れていますが、これは本教材を使用した有料の研修や類似教材の販売等を予防するためのものであり、授業等での使用では削除していただいても構いません。

PowerPointやWordが使える方であればご自由に編集していただいても構いません。ご活用ください【状況設定等はあくまで授業用にアレンジしているものです。現実的な想定とは異なる場合があります】。

1班の人数はどれくらいにするといいですか?
防災教育に限りませんが、グループワークなど話し合いが中心になる場合は5~7人が適正人数です。クラスや生徒の状況にもよりますので、あくまで参考としてお考えください。

大人数で実施する場合、どう集中させればいいですか?
『これだけは伝えたい、学ばせたい』という大事なポイントをいくつか用意しておきます。そのうえで、集中して聞かせたい場合は、静かになるまで1、2分ほど黙ってください。
そして静かになったら「何も言わなくても静かにできる」ことをほめたうえで、大事なポイントを説明します。最初は少し時間がかかりますが、2回目以降、静かになるスピードが格段に速くなります。

事前学習は必要ですか?
専門的な知識や経験は必要ありません。むしろ生徒と一緒に考える、という姿勢でチャレンジしてください。なお、避難所とは主に公立小中学校において、災害による被害で「自宅等で生活できなくなった人」のために開設・運営される一時的な場所・施設のことです。あくまで一時的であり、いつもそのような場所・施設があるわけではありません。地域によっては「震災救援所(東京都杉並区)」など、異なる名称で呼ばれていることもあります。一時(いちじ、いっとき)集合場所や避難場所と間違えやすいので、注意が必要です。

県立高校(約200名)での実施のようす

以下は県立高校で約200名を対象に実施した際のようすです。主たる指導者は筆者1名です。事前に先生方に指導要領や資料に確認していただき、生徒への資料配布や進行は各班の班長を中心にすることで、生徒主体で進めました。本教材の特徴はパッケージ化することで指導者側の負担を軽減すると共に、生徒(参加者)が主体的に学びやすい形にしている点です。より学習成果を高めるためには、事前学習や事後学習、少人数指導を行うことが効果的です。

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資料や教材は実施環境に合わせて自由にアレンジしてご活用ください(使用に際しての許可や申請は不要です)。

中学校社会科授業で生徒が地域防災について意見提案|墨田区

【教材】傾聴・他者理解を学ぶ災害支援講座|上智大

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