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乳幼児,児童生徒,保護者と地域住民が一緒に避難生活体験

幅広い年齢層と性別が集まるからこそ生まれる「一体感」がポイントです。

稲城市立iプラザで、避難生活をテーマとしたワークショップを行いました。ワークショップのテーマは『これだけは知っておきたい3つのこと』。その3つとは何なのか、そして今回のワークショップの特徴である様々な世代の参加がもつ防災対策上の意義についてご紹介します。

★ワークショップの概要はこちら

これだけは知っておきたい3つのこと

ずばり

  • トイレに行くこと
  • 食事と水分を忘れずにとること
  • 安心して休める場所を作ること

です。この3つには順序があり、まずはトイレ。なぜなら、食事や水分をとる、安心して休むためには「トイレに行ける」という安心感が必要だからです。具体的にどのように備えておくと良いかについては、下記の記事を参考にしてください。

ワークショップの内容

今回のワークショップは『実際に施設に避難してくる』ことを想定し、時系列を意識しながら行いました。自宅にいるときの大きな地震の発生後、直接的な家屋被害はそれほどでもない(固定していないものなどは倒れる)ものの、ライフラインが途絶したため情報収集も兼ねて近隣の避難所に避難をする、という想定です。

非常持出袋の中身をチェック

はじめに非常持出袋の中身について、チェックシートを用いながら確認しました。当日は、実際に家庭でご用意いただいている非常持出袋・持ち出し品を持参してもらいました。こうした機会を設けることで、品目や数量、保管期限などをチェックすることができます。チェックリストにはかなり細かい内容まで記述されていますが、それを全て用意することではなく、各家庭や家族の状況に応じて備えて欲しいということをお伝えしました。

防災マップ・ハザードマップの確認

次に、市民の方にご持参いただいた市の防災マップやハザードマップを掲示し、避難所・避難場所・広域避難場所・福祉(二次)避難所などの基本的な言葉について、場所と役割を説明しました。市区町村によって表現が異なるため、職場やお出かけ先では注意が必要ということもお伝えしました。

緊急時の携帯トイレ&段ボール便座づくり

新聞紙・ビニール袋・段ボールを用いて、非常用の携帯トイレ(ビニール袋と新聞紙でつくる)と段ボール便座づくりを、班で作業してもらいました。特にビニール袋でつくる携帯トイレは、ライフラインの停止や避難生活が長期化して備蓄用の携帯トイレが不足した時に役立ちます。また、冬季は保温材として使うこともできます。

Untitled避難生活体験(居住スペース&非常食配膳・試食)

最後に、実際にブルーシートの上を避難所に見立てて、段ボールで間仕切りやクッションをつくる体験をしてもらいました。また、実際の場面と同様に「グループ分け」も参加者の方に行ってもらいました。限られたスペースをどのように区切るかを考えるのは、避難所の状況を具体的にイメージすることにもつながります。非常食の試食は、配膳・片付けまで全て参加者の方に行ってもらいました。

まとめ~誰もが参加しやすい防災体験の場をもっと~

ワークショップの参加者は20名でしたが、その年齢層や立場は幅広く、1歳の赤ちゃん連れのお母さん、小学生とお父さん・お母さんのペア、地域住民の方、市外の方までおられました。このため「避難生活体験」のときは、特にこちらから指示をせずとも、赤ちゃん連れのお母さんをサポートできる女性参加者の方が集まったり、お子さん連れの家族に一般の方がグループになってサポートしたりといった姿が見られました。

こうした「個人の事情に合わせた体験」というのは、幅広い年齢や立場の人たちが参加してこそできるもの。いざという時、本当に地域で助け合えるようになるために、誰もが参加しやすい防災体験の場が増えるとよいですね。本記事がその参考になれば幸いです。

特別支援学校PTAと児童が避難生活体験学習

EDUPEDIAと考えた「これからの防災教育」2015

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