EDUPEDIA記事掲載の経緯について
2016年5月8日に実施された熊本・大分地震チャリティイベント内で『先生のための教育事典-EDUPEDIA(エデュペディア)-』の方々と「EDUPEDIAとみんなで考える防災教育2016」という防災教育ワークショップを行いました。イベント時に行ったアンケート調査と、防災教育ワークショップの内容を整理して、EDUPEDIA記事としてまとめました。イベントについての詳細は下記の記事をご参照ください。
今回掲載された記事
今回掲載された記事については下記をクリックしてください。アンケート調査結果についての記事は、EDUPEDIA編集部の方が投稿してくれました。後の2件は僕が直接投稿しています。
▶ 【親子向け】EDUPEDIAとみんなで考える防災教育ワークショップ -アンケート-
▶ 防災教育ワークショップ~災害時のトイレやおむつを何とかしよう!~
▶ 防災教育ワークショップ~災害時の灯りを何とかしよう!~
EDUPEDIAとの関わりと、防災教育のあり方
EDUPEDIA(エデュペディア)は、「頑張る先生を応援したい!」という想いをもった学生ボランティアを中心に運営されている、教育・授業実践事例が多数掲載されているウェブサイトです。詳しくは、下記のURLからご覧ください。
▶ EDUPEDIAとは
“先生の多忙さ”と”防災教育”を両立させるには
防災教育の実践・支援を続けていくなかで「先生の多忙さ」は強く感じました。防災教育や学校防災が必要であることは重々承知していながらも、なかなか時間を割くことができない。どのように進めたら限られた時間で実践できるのか、児童生徒を守るためには何を指導すべきなのか、そして自分自身(教員・学校)は何を備えたら良いのか。こうした「教育上の課題」に「防災教育に携わる側」はどうアプローチすることができるのか。そう考えていたときに、出会ったのがEDUPEDIAです。教育現場が抱える課題解決に対して、インターネット上での情報共有というアプローチがあることを知りました。
防災(教育)の側が、教育の側に近寄っていく
優れた実践事例がたくさん、ウェブ上で公開されていて、指導案や画像・動画資料が自由にダウンロードできる。科目やテーマ毎に情報を検索することもできる。SNSでの共有やプリントアウトも可能。「この取組(インターネットやICTを活用した教育及び教育関連情報の普及啓発)は、必ずこれからの時代で必要になる」と感じました。そして、防災教育もまた、この動きにいち早く合流すべきだ、とも感じました。
防災教育の普及啓発にはいろいろな手段があると思いますが、EDUPEDIAのコンセプトやサービス提供のあり方は、具体的な解決策につながるひとつではないかと考えています。似たようなコンセプト自体は官・民問わず見聞きしたことがありますが、プレビュー数や掲載数などはEDUPEDIAがダントツで多いのではないでしょうか。
これからの防災教育
文科省関連委員会や検討会の動向、学習指導要領改訂の影響、教職員研修(学校安全担当者、防災教育担当者、管理職などを対象とする)のあり方などから、学校教育における防災教育は質量共に変わっていくと考えています。
防災教育は現場となる先生方や、そのサポートをする支援者や団体による『当事者間』の頑張りに一任されているのが現状です。取り組みが属人化してしまい、頑張る人や団体がいるうちはよくて、いなくなると続かない。という課題が残ります。
もちろん、実践は素晴らしいことなのですが、前述した先生方の多忙さのような、構造的な課題に防災教育はどう切りこむかも考える必要があります。
本ブログでは、こうした課題にどう取り組むか、組織人としてはなかなかお伝えできないことも含めて、個人の活動の一環でご紹介していきます。EDUPEDIAと併せて引き続き、ご覧いただければ幸いです。